お役立ち情報 床管理の注意点 Useful Article

床の滑りとワックスとの関係

滑る原因と対策① 皮膜上の異物

ワックス皮膜の上に、土砂、ほこり、繊維クズ、油、水など、滑りの原因になるものがあるとワックスに関係なく滑ります。

洗剤で拭き上げると、滑りが収まる様ならこの原因です。

日常の清掃作業で除塵や拭き上げを行って、原因を除去しましょう。

滑る原因と対策② ワックスの密着不良または造膜不良

ワックスが床材または下のワックス皮膜と密着していないと、皮膜が剥がれて白い粉状になり(パウダリング)滑る場合があります。同様にワックス皮膜が低温などによって良好に膜を作れていない場合も皮膜がパウダリングして滑りの原因となります。

そのような場合は既存の皮膜をはく離して、新たに健全な皮膜を作りましょう。

滑る原因と対策③ 床材自体の滑り抵抗の違い

床材の種類によって、同じワックスが塗布されていてメンテナンスが同じであっても滑りの違いが生じる場合があります。

建築材であり、メンテナンスの問題ではありませんが、滑りに違いが出る事を事前に関係者で共有しましょう。

滑る原因と対策④ ワックス性能として滑り易い

ワックスの種類によっても滑り抵抗の違いはあります。強めの洗剤とパッドで洗浄し、より滑りにくいワックスを塗布しましょう。