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第39回日本環境感染学会学術集会でポスター発表実施

令和6年7月25日(木)~27日(土)に国立京都国際会館で開催された「第39回日本環境感染学会学術集会」の一般演題ポスターセッションでポスター発表を2題行いました。


■演題名「環境表面や医療機器に使用する清拭(せいしき)クロスの検討」

代表的な清拭クロスを用いて清拭作業に求められる性能(除菌、除ウイルス、洗浄性、素材への影響等)や仕様について確認しました。 その結果、加速化過酸化水素とペルオキソ一硫酸水素カリウムを含浸させた清拭クロス は、感染リスクや汚染状態に対する適応範囲が広く、様々な箇所での清拭作業に使用の可能性があることが分かりました。 感染リスク(細菌やウイルスへの効果や汚染状況)、洗浄性、清拭対象などの状況を考慮して使用する清拭クロスを選定することが重要です。

*加速化過酸化水素を含浸させた清拭クロス:オキシヴィルTbワイプ

 

 

■演題名「布に付着した血液汚れの効果的な除去方法の探索」

医療環境で使用されるリネン類は、一般家庭で使用されるものと比べて、血液などのタンパク質の汚れと微生物が付着していることから、汚れが温床となる感染リスクが課題となっています。このため、綿布に付着した血液汚れと微生物を効果的に除去・除菌する方法の探索を目的としました。

その結果、アルカリ性除菌・除ウイルス液体洗濯洗剤 は、血液汚れに対して短時間で優れた除去効果を示し、また、汚れに対する耐久性が高いことが確認されました。

 

*アルカリ性除菌・除ウイルス液体洗濯洗剤:ウイルスウォッシュ