シーバイエス株式会社 | 業務用洗剤、業務用ワックス、清掃用具、清掃用機器等の製造・輸入・販売
FAQ よくあるご質問
床用ワックス
パウダリングとは何ですか?
樹脂ワックス乾燥直後の塗膜表面が白っぽく、手でこすると白い粉が出てきます。あるいは歩行により簡単に磨耗して白っぽくなります。近くにマットがあると白い足跡がつくことがあったり、床が滑りやすくなったりします。
原因にはいくつかあり、いろいろな原因が重なり合って生じます。
①乾燥条件による場合
- 温度が低くいと(5℃以下)、十分な塗膜ができません。
- 湿度が低く乾燥が速すぎる場合、塗膜が造膜するのに必要な皮膜形成助剤が水と一緒に蒸散してしまい、十分な塗膜ができません。
- 樹脂ワックスを塗布した直後に扇風機などで強制乾燥すると、皮膜形成助剤が水と一緒に蒸散してしまい、十分な塗膜ができません。
②洗剤や汚れの残留による場合
洗浄後の水拭きが不十分で洗剤分が残っていたり、ワックスを塗布するモップなどが汚れていたりすると、樹脂ワックスが十分に造膜できず弱い塗膜になります。 また床表面などの汚れの除去が不十分な場合には、密着が十分行われず、パウダリング現象を起こします。
③ワックスの塗布に問題がある場合
樹脂ワックスの塗布量が少なく薄すぎると、乾燥が速くなりすぎて塗膜が十分に造膜できません。あるいは塗布したワックスが十分乾燥しないうちに塗り重ねをすると、前に塗布した塗膜が再乳化を起こし、十分な造膜が行われません。
④床材との密着性および古い塗膜の老朽化に起因する場合
使用した樹脂ワックスと床材との密着性が悪いと、歩行により塗膜が簡単に削り取られ、パウダリング現象を起こします。 また日光や温度、空気酸化などにより老朽化した古い皮膜では、上に新しい樹脂ワックスを塗布しても密着せず、パウダリング現象を起こします。
また、床材でも吸水性のあるものやか可塑剤の移行の大きい材質はパウダリングを起こす場合があります。
手直しは以下のように行います。
- 粉末化した塗膜を完全に剥離します。
- 水拭きを十分行い、残留洗剤分を残さないよう注意します。
- 樹脂ワックス塗布にあたっては、自然乾燥を行い十分に造膜させます。
- 塗り重ねする場合には、十分に乾燥時間を取ります。