FAQ よくあるご質問

床用ワックス

ヒールマークなどの汚れが付きやすいので、つきにくくしたい。

原因にはいくつかあり、いろいろな原因が重なり合っています。
長尺塩ビシート等は床材に柔軟性を与えるため、可塑剤と余ばれる有機溶剤が多く配合されており、これは表面に徐々に染み出してきます。温度が高いほど染み出しが早いので、これが床用仕上げ剤(ワックス)を軟化させて汚れが付きやすくなります。このような場合は剥離再仕上げを行っても繰り返し同じような結果になる場合があります。

  • ホモジニアス系や長尺塩ビシートやラバータイルなどの表面が平滑で密な床材では、床用仕上げ剤(ワックス)の密着性があまりよくなく、そのためにヒールマーク、スカッフマークが入りやすくなり、床用仕上げ剤(ワックス)の耐久性が落ちる場合があります。
  • 床用仕上げ剤(ワックス)塗布前に汚れや洗剤分が残っていると、密着不良を起こして耐久性が得られない場合があります。
  • 歩行量が多いと、床用仕上げ剤(ワックス)に汚れが多く付着します。

対策としては、一度塗膜を剥離して、新たに完全な塗膜を形成しなおします。
この時、現場の床材や歩行量にあった耐久性の良い床用仕上げ剤(ワックス)を選定します。また作業では汚れや洗剤分を完全に取り除いてから床用仕上げ剤(ワックス)を塗布し、塗り重ねるときは十分に乾燥させてから塗布してください。